イワイタカアキの月刊コラム Why NOT やるしかない

     

  • Vol.8
  • タイ医療見聞録
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日本の医療は、国民の健康水準を大幅に改善し、今や世界一の長寿国を達成している。これは医療費において60年程前に国民皆保険制度(体制)を達成したことにより、安易に医療を受けられることが大きいと考える(残念なことに日本人の日本の医療に対する満足度は低いのだが)。

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実はアメリカやタイもこの国民皆保険制度達成を目指しているのである。 


今回は、国民皆保険制度を目指すタイの医療を現地へ向かい調べてきた。



        

昨年、世界で最も観光客数が多い都市トップ10の3位になんとタイのバンコク(観光者数1220万人)が選ばれている。ちなみに日本は選ばれておらず、イギリスのロンドンがオリンピックの影響もあるのか1位となっている。 日本人には想像もしにくいバンコクが3位という現実に、何か別の理由もあると仮定した。脳裏に浮かんだのが、以外にも高いとされるタイの医療レベルであった。


バンコクでの現地駐在員及び、その家族の受診率の高い国は、第1位が日本(30%以上)で、2位のイギリス(9%)を大きく引き離している。そのため、日本人専門外来を設置し、24時間日本語通訳ができる職員を常駐させるのみならず、日本人専門のマーケティング担当が積極的にプロモーションを実施しているという。 これらはタイに日本企業が多いことを意味する。

注目すべきは、医療旅行での外国人患者の国別受診率になる。そうすると第1位はUAE(40%)が飛び抜けて高く、中東の国々が続く。これは、9.11テロ事件以降アメリカへの入国審査が厳しくなったためにタイに行くようになったようだ。日本(第10位)からの患者は、国民皆保険制度があるためか、わざわざ海外で治療をする必要性が低いと思われる。


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現地の方に伺うとタイも近年、国民皆保険制度を目指す動きが強く、目覚ましい成長を遂げていると言う。同時に外貨獲得を目的とした更なる高度医療とファーストクラスの病院のアメニティ、サービスの提供は高級ホテルを彷彿させるらしい。




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今後、タイではアメリカや中国からの医療旅行者を更に増やす努力をしてくるだろう。これにより、海外からの観光者数も更に増えるはずである。 国民皆保険制度が確立されれば、低所得者向きから富裕層向きまで幅広い医療機関が今以上にでき、いつの日か私たち日本人もタイに旅行ついでの人間ドックなど十分に有り得ると感じる。


            




  


              


 


             






経験豊富な岩井グループ